サモアの日記

日頃思う、自分の"こう思う"を書いていこうかな

名前を呼ぶ

人の名前を呼ぶことってなんだか良いですよね。その人を尊重してるような気にさせてくれます。

例えば、” お前のそういうところが嫌いなんだよ ”  と  ” 〇〇(人の名前)、お前のそういうところが嫌いなんだよ ”。

どちらもネガティブなことを言ってますが、前者よりも後者のほうがなんだか温かみがあります。

これはどうでしょう。

相手が意見したことの返答として、”そう思うのか” と ”〇〇はそう思うのか”。

後者のほうが相手の意見を尊重しているように感じます。

 

この”名前を呼ぶ”というのは対等性を持つと思います。つまり力関係に差があるときにそれを均等にさせる作用が働く、ということです。力関係は時としてマジョリティーとマイノリティーの話になると思います、たとえば

”普通の人はこういうことは当たり前にできるもんなんだよ” と相手があたかも大多数の人の代表者として意見を言ってる時でも ”〇〇さんはそう思うんですね” と言えばこの意見はあくまで個人の範囲で発せられたものであると確認できるわけです。

反対に”僕は実はこう思ってるんだ”と相手が少数派の意見と感じて言っている時でも

”〇〇さんはそう思っているんですね”と言うことで、それが個人として尊重される意見だと感じられるわけです。

 

"名前を呼ぶ" というのは、”人間らしく生きる”ということの最も手軽にできる行動の一つではないでしょうか。